おまえきけ

140文字で足りないときに連投してリムられないための場所

FF14の世界観

FF14併設SNSロードストーンを読むのが結構好きでコミュニティウォール(平たく言えば新着記事一覧)をよく覗くのだけど、この頃はゲーム内でロールプレイ中表記ができるようになったからかRP設定(僕らで言う所の自キャラ設定)をロドストの記事で公開してる人も増えてきた。

そのどれもがかなりFF14という世界の設定にかなり深く踏み込んでキャラ設定されていて非常に感心する。特に設定として公開されてはいるが詳細は明かされていない、特に氏名等に関わる部族設定にまで踏み込んでいる人は大変だろう……。が、僕もいろいろ考えたりはしていた(ゲーム内でRPする予定はなくいわゆる「うちの子」)し考えるのは好きだから書く。久々に140文字で収まらないのに連投してリムられないためのブログです!!

エオルゼア世界のハーフについて

エレゼンとヒューランのハーフ「ヒルダ」の登場は、衝撃的でした。特に「多種族だったら子も設けないしズッコンバ……」などと考えてた僕はびっくりです。「できるやんけ……」ってね。
いわゆるファンタジー世界に置ける「亜人」をどのポジションに位置付けるか、これは非常に重大な問題だと思います。犬のように多数種類があり、その中の一つがヒューランであり、ミコッテだというのなら「ハーフ」もわかるんですが、トラとライオンぐらいの親戚だという認識だと話は別です。僕としてはどちらかというと後者のイメージでした。

ゲーム上の都合もあると思いますが、そんなことはとりあえず置いといて、ゲーム内で判別している内容を挙げようかと思います。

・現在ゲーム内で登場するハーフはまだヒルダ一名
・ヒルダはかなりヒューランに近い見かけで、エレゼンの特徴を継いでいるのは耳だけ
・種族を超えた恋愛、という概念はある(ワンダラーパレスのクエストに出てくるゲイカップルが「種族も性別も超えた」といっているので)
・当然だがララフェルカップルから唐突にヒューランの娘が生まれてくることはない(事件屋クエ)

以上のことから

・ハーフはエオルゼア内でも相当珍しいのではないだろうか。ただしハーフという概念がある程度の珍しさではあると推測。イシュガルドの貴族はかなり貧民達にお手つきしているらしい上、体感ではあるがヒューラン娘に手を出していたという供述が多い。そうなると霧雲街にもっとヒューランとエレゼンのハーフが溢れててもいいような(それそれで、メッチャグロいけど。)
・エレゼンの遺伝子は基本的に劣性遺伝、ヒューランの遺伝子は基本的に優勢遺伝ということになる(ただしヒルダがエレゼンと同様の長命等を引き継いでいるかは謎)
・異種族カップルどころか、種族内部族が異なる結婚もかなり珍しい様子(僕が思いつく限りでもゲロルト・ロウェナのみ)

その上で人名の命名ルール:エレゼン偏では

エレゼンの名前には、ヒューランに近い名前も存在しています。
これを証拠として、「エレゼンとヒューランは元々、同じ種族だった」との仮説を主張する歴史学者がいます。ただし、ヒューランの学者がそのような仮説を言い張ったところで、誇り高きエレゼンたちが同意するはずもありません。彼らは「ヒューラン・エレゼン同根説」を完全に否定することでしょう。

 と書かれています。(ちなみにここで「ヒューランと近いエレゼンの名前」としてあげられている「ヒルダ」が彼女には与えられてます。お、オカン!)

結論から言うと、「ハーフ」ができるのは種族的同根であるエレゼン・ヒューラン間に限られるんじゃないかと。それもあまり「確率」は高くないようだ(むしろそれを踏まえてくらいじゃないと、誇り高きエレゼンがヒューランを妾にする理由とは…ともおもったり)。
もしミコッテ・ヒューラン間にもミコッテ寄りの赤ちゃんができるなら、メスッテ共はわざわざ少ないオスッテにすがる必要もないし、それくらいの発想は何百年という間に培われ、なんなら混血が進んでてもいいくらいだと思う。が、実際そんなことはないため、実際遺伝子を残す上での不都合があると考えて間違いないと思う。
ララミコの混血とか夢ではあるが……。個人的には「無理」っていう結論ですね。その方がイイナー。

またヒルダの容姿にヒューランの姿が色濃く出ている・歴史の舞台に出てきたのは最初はエレゼン、のちにヒューランという所からも、エレゼン・ヒューランの元種族はどちらかというとエレゼンで、ヒューラン族側は様々な土地に対応する体躯を身につける過程で、長命等の特徴をそぎ落とす方向で進化してきたのだろうか、と推察。部族で見かけががらっと変わるのもそれだけ環境に適応しているということだし、それが優勢遺伝として前にでるのかなーなんて。

アウラ・ゼラの謎

アウラ・ゼラには構成員のすべてが女性で、子作りは他部族の男性との間で行い、生まれた子が男性だった場合は一年以内に手放す「ポラーク族」、そのポラーク族の捨て子を拾う「イリク族」、構成員のすべてが男性で人口を増やす方法は他部族との戦いと誘拐という鬼畜民族「ブドゥガ族」がいる。

人名の命名ルール:アウラ編

アウラ・ゼラの中でも屈指の謎部族だと思われる。ポラーク族とイリク族が地理的に近いことぐらいしかわからない。

ますブドゥガ族、こいつらは非常にわかりやすい。おそらく「女」あるいは「性行為」を完全に否定している宗教観か何かがあると考えられるからだ。他部族との戦いというのも、つまりは他部族への武略的侵攻の上の吸収と考えられる。どっかに行って女を連れ去ってきて犯して産ませる、ではないのが面白いところ。
あるいは彼らが根城にしている場所が「血」を嫌う土地という可能性もある。日本にも山が女人禁制だったりした時代もあったが、これは神の住まうと言われていた山に「血」を持ち込まない為だったと言われている。出産や月経など、女性にはどうしても「血」が付きまとう、とそういうわけらしい。
もしかしたらブドゥガとポラークは土地的に遠い場所に住んでいるのかもしれないとおもっていたが、部族での「価値観」がそういったところにある場合は、ポラークとブドゥガは交流さえしないのかもしれない。

ポラーク族の行動理念は謎だ。生活基盤に男がいるとよろしくない、という考えなのかもしれないが、その割には他部族に「出稼ぎ」に向かって子を成す。ここからはブドゥガ族のような性嫌悪や異性を排除する考えが見受けられない。ただ自分の子であっても男子なら捨てるのだ。謎すぎる…!
部族の掟として伝わる「伝承」があり、それに対する現実的解決策がよそで男を作り、子を成し、赤ん坊が男子なら1歳になるまえに捨てる(1歳になるまでは神の子みたいなのがあるのかもしれない)、という風習に至った……くらいか?

そのポラーク族の捨て子を拾う、という設定以外が付随されていないイリク族に至ってはもっっっっと謎だ。そして僕はイリク族なのだ。大変こまった。
イリク族側のメリットはいくらでも思いつくのだが、問題は「イリク族はポラーク族を認識しているか」つまり、「捨て子はポラーク族の子である」という認識があるか、だ。
イリク族がポラーク族を認識してる場合、「わざわざ捨てるのを待たなくて引き取りにいけばいいのでは……?」ってぶっちゃけ思う。逆にイリク族がポラーク族を認識していない場合「気にならないのか…????」とも思う。なぜならイリク族の男女比は「ポラークの男子を拾ってくるからやや男が多い」なので、イリク族は族内でちゃんと子孫を作っていると考えられ、「赤ん坊はキャベツ畑からくるんだよ」で族内の認識が統一されてるとは考え難いからだ。難しい。どちらのパターンでも考えてみる。
まずイリク族がポラーク族を認識しているのにわざわざ捨てられるのを待ってる場合、これはポラーク族が部族としては閉鎖的・あるいは秘密主義的な体制をとっていて部族単位での関わり合いをそもそも絶っている可能性が考えられるなと。なぜならポラーク族は外で男を作ってその男を連れ帰らず子供だけ自分の部族に連れ帰る必要がある。ポラークとしての生活をひた隠しにしている可能性はある。
次にイリク族がポラーク族を認識できていない場合、これもポラークが主体とはなるが、そもそもイリク族とポラーク族はさほどご近所さんではなく、ポラークが子捨ての「風習」として山越え等を行っている可能性が考えられる。つまりイリク族的には「この先に人里などないはずなのに、なぜここに子供が」である。捨てる場所等が決まっている可能性があり、これがなんらかの伝承(ポラークとイリクでは異なる伝承が語り継がれてる等)に由来するものとも推察できる。
個人的に推したいのは後者だ。場所に紐付かれた伝承(端的に言えばそこで見つかる子は精霊の子であるためわが身を痛めて産んだ子と同等に接するべきみたいな)、捨て子を連れ帰ったことに紐づく英雄譚(鶴の恩返しが伝承として伝わってるから部族のみんなはめっちゃ鶴を助けたがるみたいな)等に由来しているとよし。
イリク族側のぶっちゃけたメリットはやはり遺伝子の多様化だろう。それもこれもポラークがどこともしれない男と寝てくれるおかげだし、そもそも捨て子は完全によその子だ。イリク族は部族内で近親婚を繰り返しているんじゃないかと思う。(捨て子を拾っている以上それが宗教的観念とは考え難いが、まあダブスタもあるのでわからない。土地的な問題かもしれない。)その上で遺伝子欠陥を抑制するよその子である「ポラークの捨て子」は、イリク族の重要なトリガーとなる。そのために「捨て子」「自分の部族ではない子」を大事にすべきという教訓や伝承が作られるのはおかしくない。
俯瞰的に見れば「ポラークの捨て子はどこにいくのか」が「イリク族」なだけで、イリク族の連中は「捨て子だったらだれでも拾う」んじゃなかろうかと思う。それこそツノなしでも。

そんなわけで僕の中のイリクは「何かしら捨て子を拾ったことのメリットを示す英雄譚等が語り継がれている」を動機に「捨て子なら誰でも拾う(あるいは特定の場所に捨てられてる子なら種族を問わず拾う)」、「なんらかの理由で他部族との交流が少ない」ため「部族内結婚を繰り返している」部族です。なおこの設定はアウラ・ゼラのイリーレちゃんの設定にはほぼ関与してません!! 男の子が多い環境で分け隔てなく育てられたからあんまりおしとやか系じゃない、ぐらいですわ。